春嵐

2月7日、水戸五中の生徒さん2名が当店の職場体験にいらっしゃいました。
中学校2年生の彼女たち。
そろそろ自分の将来の抱負や希望を考え、じっくり自分を見つめる。そして将来の生き方を考えると同時に、今なすべきことを把握するときなんですね。






先日、ある中学生と話をしました。
水戸の中学に通う2年生です。
内容を要約すると

先生から「何になりたいか」という言葉が最近多く出てくるようになりました。友人は「ぼくは将来何になりたいかわからない」と言います。

先生は「僕たちの将来のためだから」と思っていろいろやっているんだろうけど、現実味がないし、職業というものについて考えられるほどの知識というものも持っていないと思う。

今僕たちは、遊ぶことしか頭にありません。
「高校行って大学行って・・・」ここまでしか考えていません。

そんな僕たちに将来のこと考えさせて、無理無理考えた答えを聞いて、先生方にとって嬉しいことですか?

そうですね、私も振り返ると学生時代はすべてが「遊び」と「暇つぶし」だったような気がします。
夢見るだけなら多くの夢を見ましたが、「かなうわけない」と最初から思っていました。

ただ、今となっては「後悔」ですね。
「何もしなかった」「残るものがない」「誇るものがない」

当時の「後悔」が私を「後悔」させない自分に駆り立てます。
今だって不安は沢山あります。
この年になってもまだ「本当にこのままでいいのだろうか」「これをやっていていいのだろうか」


今はただ心の中で「私はこうしたほうがよいと思う」を大事に生きているような気がします。
「今も将来もきっとつまらないだろう」というレールの上の電車のような人生はいやなので。

松本 記  




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