きのこを食べ〜ると?

秋、キノコのシーズンですね。
今回は茨城県きのこ博士館の絵といっしょに、少々キノコのウンチクを。




気になるのは、毒があるかないか。
残念ながら便利な見分け方はないようです。
とにかく非科学的な迷信は信じないように。

キノコについて語られるほとんどが、あてにはならないようです。




日本に産する1500種を超えるキノコ。
ただ、毒をもつキノコは50種程度だそうです。無毒の種類のほうが多数派なのですね。
食用に適するかどうかは別問題ですけれど。

どうしてもキノコを食べたい人は、できるだけ最近に出版されたキノコ入門書を購入して下さい。
ほとんどのキノコ入門書には、主な毒キノコの特徴が記されています。
ネットでは
http://www.sue.shiga-u.ac.jp/kinoko/kinoko0.htm
にあります。

毒キノコで有名なベニテングダケも意外に少量なら食べられるみたいですし。
面白いのは、マツタケを食べて中毒し入院した事例もあるようです。




医療の発達で死亡者数こそ減ってはきているものの、アウトドアブームの影響か日本でのキノコ中毒は増えてきているようです。

毒キノコに限ったことではなく、普段の生活の中では身近で注意すべき生物とのつきあい方について学ぶ機会のないこと、問題ですよね。
本当に怖いのは、危険を知らないことではないでしょうか。

松本 記  

P.S.
さきごろの札幌元町の西友での返金問題。
販売総額1,380万円に対し返金額は5,000万円を超えたようですね。
まあ、毒キノコにでもやられた方がいっぱいいらっしゃったようで。







茨城県きのこ博士館
〒311-0122 那珂郡那珂町大字戸4603
TEL:029-297-0198
FAX:029-297-0197


利用時間午前9時から午後4時30分
入館料無料
休館日毎週月曜日(休日にあたるときはその翌日)





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