捨てる神?拾う神?

国内より海外で評価の高いアーティスト達。
日本はなんてもったいないことを、と思いますよね。
下手すりゃ海外で有名になって逆輸入。
でもこれって、那珂町も他人事じゃないんですよ。



以前紹介した“アカデミア・プラトニカ”同様、地域外、県外の方が私達地元の人間より知っている。
それが今回紹介する“喜林堂”。骨董品を扱うお店です。
情報誌などでも「フリーマーケット」のコーナーで那珂町「一乗院フリーマーケット」で紹介されている、そう、あれを主宰しているところなんです。

ご主人の中山氏曰く
「私が拾ってこなけりゃ、ただつぶされ捨てられるだけの物も、ちょっと手入れをすればこうして立派によみがえる。そうして別な、大切にしてくれる人のところへ嫁いでいく。
まるで仲人みたいな仕事なんですよ 」



日々使っていると、よごれたり、こわれたり、ただそんなことで物を捨ててしまいがちですが、本当の魅力なんて、まだまだ理解していないものなんですよね。
だから、中山氏のような方がリフォームするとすごく魅力が出てくる。

これって、社会も組織、そして家族も同じことだと思います。
「リストラ」そんな言葉が当たり前のように流れている昨今。
でも、本当に必要な物が、人が、以外と流出していってしまう危険を秘めているのではないんでしょうかね。「人材流出型リストラ」というやつですね。




本当に必要な物、人って活躍の場を求めているんですよ。
あなたが大切にしなければ、自分を活かせる場を求めて離れていってしまいますよ。(ここのWeb屋さんもその1人?) ※註:そんなことはありません(by Web屋)
こんな時だから、もう一度すべてのことを見直してみませんか? 自分をも含めて。

松本 記 

P.S.
一乗院のフリマにぜひ来て下さいと、お誘いがありました。
「フリマというのは“人と人とのふれあいの場”でもあるんです」という氏の言葉。
さっそく出掛けてこようと思います。その時は、ここでご報告することにします。
お楽しみに。






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