何が何だか?

様々な情報が街には氾濫し、どう受けとめ整理してよいのやら訳わからなくなってきました。
今回は薬のこと。ご近所のスルガヤ薬局、そよかぜ薬局の山口さん、渡邊さん両薬剤師さんにいろいろ聞いてきました。


Q.調子が悪い。病院は待ち時間が長いし、薬局ではどこまで相談できるのでしょう?

A.確かに体調の悪い方には、大きい病院の待ち時間は非常に辛いものがあると思います。
風邪の時など症状を緩和する薬は薬局で買えますが、風邪の原因となる細菌やウイルスを攻撃する薬は、医師が処方しなければ患者さんの手には入りません。(抗生物質、抗ウイルス剤など)
近所にかかりつけ医を決めておくと、何かと都合が良いと思います。特に高齢者や乳幼児の場合は、肺炎など二次感染の心配がありますので、病院を選択された方が良いと思います。
病院、医院、診療所、薬局は個人の体調や状況とよく相談して使い分けることをお薦めします。
漢方薬は抗生物質や総合感冒薬を使うより早く治ることがあります。このことは別のQ & Aでお話しします。


Q.DHA、ポリフェノール、サプリメントなどの補助食品はどのように摂れば良いのでしょうか?

A.炭水化物、たんぱく質、脂質、これら三大栄養素が生命活動をしていくためには不可欠となってきます。規則的な食事と休養をとってこそ補助食品が有効となってきます。
それだけ飲んでどうこうの物ではありません。
メンタル面での満足感や安心感は得られるかもしれませんが、それでしたら尚更どんなことでもいいですから専門家に相談することですよね。


Q.最近、よく漢方薬の情報がありますが?

A.漢方薬ってどんな薬?ゲンノショウコ、ドクダミのようなもの、中国の薬、植物の入っているもの?
しかしこれらは本来の漢方薬とは全く別のもの。
漢方薬には情報のわりに間違ったことが多いんです。
次のことなど、いい間違いの例です。
●長く飲まないと効果が出ない。
●風邪などひき初めで、まだ熱のでないときでないと効かない。
●風邪に葛根湯。
●副作用がない。

漢方薬というのは、漢方医学的にその人それぞれの体質、体格、症状に合わせて使う薬で、それを間違うと効かないどころか副作用のでることもありうるのです。
ところが、正しく使用した場合、短時間のうちに楽になってしまうケースがほとんどなのも事実なのです。
マスコミや雑誌などで漢方薬が取り上げられることが多くなっていますが、残念なことに正しく伝わっていないことも事実です。
使い方を間違えず、体質にあったものをきちんと使用すれば、それこそ大変な効果が現れるものです。そういった意味でもよく専門家に相談の上、使用されることをおすすめします。
漢方薬は、その人個人に合わせた「オーダーメイド」なのです。
○○さんがあの薬で完治したから私も、とかで使う薬ではないのです。


どこかの国の前外相「指輪なくした」「アメリカの核批判」「外国要人との会談のドタキャン」さんざんマスコミに悪者にされていたのに、今は首相を蹴落とす勢いのヒーローに。
まぁ〜情報というのは良く判断しませんとね。

松本 記 




そよかぜ薬局
那珂郡那珂町菅谷3307-E
TEL●029-295-5118
FAX●029-295-5195


スルガヤ薬局
那珂郡那珂町菅谷4468-15
TEL●029-298-0064
E-mail●sunao-yamaguchi@mtj.biglobe.ne.jp





前号バックナンバー一覧次号