世の中デフレのまっただ中、いつ抜けるとも見当つかずのトンネルを日本経済はばく進中である。
しかし、ユニ○○、マクドナ○○などの業界リーダーは、ここに来て予想外の苦戦を強いられている。
失業率の悪化、牛肉問題、食品の偽装標示の頻発に、消費者は安寧を求め信頼が大事だとする意識を強めた。価値観の第一義を、デフレ=低価格志向としなくなったのである。
つまり、時代は、市場は、消費者ニーズは、デフレ=低価格志向というステージを脱して、自己を見つめ直し、社会との関係を新たに創り上げるための商品やイメージに惹かれはじめたのである。
高品質、安心、信頼、快適、ゆったり、である。
これはまた人的価値観にも通ずるものであり、教育の現場にも一石を投じる問題である。
真の意味する「ゆとり教育」とは、上記と同義のものであり、社会との関係をどのようなスタンスでとらえていったらよいのか、そろそろ考えるべき時期なのかもしれない。
中学生をながめながら、そのようなことを考える一日となりました。
松本 記
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